農業、食、コミュニティと時々落語。

これまでと今とこれから。

ベトナム14日目

【ドリアン】
今日は初めてドリアンを食べました。
1日の全てのことがドリアンを食べたことによって忘れさられました。
前々から興味はあったものの、食べてみたことがなかったので良かったです。
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【ニオイ】
噂通り劇的に臭い。これを初めに食べた人は相当お腹が空いていたのだと思う。
しかしそこまで「臭い」わけではなく、ドリアンに鼻を近づけると「うわあ...」となるくらいのレベル。まだ平気。
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【感触】
しかし実際に手に持つと、ちょっと気が引けるレベルのニオイ。中はいくつかの房?に分かれており大きいものの方が美味しいからと大きいやつを薦められる。手に持った感触はちょっとドロっとしているけど固めのカスタードクリームみたいな感じ。
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【味】
いやはや、ここまで強烈とは。
腐った玉ねぎがネチョネチョして、なぜか最後に甘みがくるという今までに食べたことが無い味。
これはやばい。初めて食べ物に対して見の危険を感じるレベルで寒気がした。身体の拒否反応とは裏腹に周りの声援が口を動かし、飲み込む。
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「一口で充分だ」

と思った瞬間、自分の手に持っているのは大きいドリアンであることに愕然とする。
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「食べなければ…」

謎めいた使命感に駆られ、もう一口。
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「…」

口に入れた瞬間から身体が体外に出そうとする。もうホソゴエは涙目。

なんとか二口目を終えた後に、周りをみると

「私達も貰っていい?」

インドネシアからの留学生が目をキラキラさせながら聞いてくる。
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『おれのドリアンか?欲しけりゃくれてやるぜ・・・ 探してみろ。おれのドリアンの全てをそこに置いてきた!』

と心のなかで叫びながらも、無言で差し出す。
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結局、大きめのドリアンの実を1つを全部食べたわけだが、食べるのにこんなにエネルギーを使うとは思っていなかった。生命エネルギーを奪われた感じがしました。

【今日のまとめ】
果物の王様はやはりキングだった。吐きそうになった。
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