農業、食、コミュニティと時々落語。

これまでと今とこれから。

What will you do tomorrow?

1.G1カレッジに参加してきた

先日、U-25の祭典【G1 college】(以下、G1)というものに参加させて頂きました。25歳以下という年齢制限ギリギリなので、なんとか滑り込んでだって感じですけれども笑

2.概要・感想

結論、ほんと選んで頂いて感謝しています。また友人のH君にも。
こういうイベントがあるなんてこともトビタテに参加していなかったら知らなかったので、コミュニティの存在の大きさにも非常に感謝しています。

まあ自分の場合、大学生活の”おつり”の様なもので、社会人になってからも同分野、異分野問わず、意識の高い優秀な将来有望な方々と出会えたので、大学生活なんかやってて良かったなって本気で思えました。

そして最近の大学生のやっていることってホントにレベルが高くて。いや、むしろ制限がない大学生の方が伸び伸びと生きている感が眩しかったです。

まあ、何点か残念な点はあったとしても、世の中完璧なことなど無いですし、大勢の個性的な人が集まればそりゃあいろんな価値観があるのでなにも言いません。

※G1についての詳細はこちら
G1 COLLEGE 2015 — G1 COLLEGE


一応、G1について簡単に説明すると、大学生を中心とした25歳以下の選ばれた次世代リーダー達のネットワークの中で、日本や世界で既に活躍しているリーダーたちとの連携を加速し、継続的にイノベーションが生まれるコミュニティ形成の場です。(HPより引用)

その中でも分野毎に分かれていて、自分は【第1次産業】という分野に参加させて頂き、討論をさせて頂きました。
討論した後に、1年後なにをするかを各々決めるわけですよ。

ちなみに自分は1年後

【スクールガーデンがある小学校を5校に増やす】

という目標を立てました。

これは【シェ・パニース】というレストランにインターンしていた影響が非常に大きいです。
※シェ・パニースについてsfbitebite.com


なので、タイトルにあるように

【What will you do tomorrow?】

が問われていたわけです。

これは非常に良い問いだなと個人的に思っていて。やっぱり、いくらイケイケドンドンの若くてパワーもある大学生でも意外と各々の活動やバイト、インターン、留学、単位、就活、恋愛とかで忙しいわけですよ。

でもこの一文で「やったか、やらなかったか」が明確なんですよね。ひじょーに。

特に、【Tomorrow】って魔法のコトバだと思うんです。

G1が終わって次の日やるのが明日だと捉えている人はやっぱりなかなかいなくて。
いたとしても、実行に移すのは難しくて。
実行に移せるんだとしたら、それはG1に出ても出なくても実行してたでしょ?過去の蓄積でしょ?
という話なんですよね。

なにが言いたいかというと【Tomorrow】って永遠に無くならないってことなんです。

そう、明日は無くならい。

じゃあ、いつを自分の【明日】にするかがわりと問われるんだと思います。

3.何したの?

じゃあお前なにしたんだよって話なんですが、G1が終わって4日後の11月27日(金)に自分が1年後の掲げた目標のロールモデルとなりそうな恵泉女学園大学にお邪魔して話を聞いてきました。

この恵泉女学園大学www.keisen.ac.jp
はほんとに凄くて。
教育の柱が3つあるんですけど

・聖書:自己を尊重し、人種や階級に関わりなく他人を尊重すること

・国際:日本女性が世界を知り、偏見をなくし、それに対峙すること

・園芸:自然を慈しみ、生命を尊び、人間の基本的なあり方を学ぶこと

なんですよ。

・聖書←わかる

・国際←わかる

・園芸←?!

ってなりません?

ちなみに私はなりました。

1994年から有機農業を1年生の必修科目にしているのです。
もちろん必修なので取らないと卒業出来ないんですよ。

凄い大学ですよね。20年以上前から重要性を理解して有機農業を教育の場で実戦しているなんて。

実際の畑はこんな感じなんです。(一部です)
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①60cm×1.5mの区画を2人ペアで受け持ちます。

②畑自体は大きく3つに分かれているので、違った種類の野菜を植えることが可能です。

③受け持った区画は、2人以外手を掛けること「基本的には」ありません。

Ex)AさんとBさんは番号1の区画×3、CさんとDさんは番号2の区画×3
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畑作業の【やる】【やらない】は個人の自由になるので、
手を加えている区画もあれば様々な理由で手を加えていない区画もあるわけです。

また、2人の内、1人が【やる】もう1人は【やらない】というグループもいくつか出てくるらしいですが、1人になった同士もくっつけるということをしないとのことです。

一見、凝り固まった思想に感じますよね。それに、通常の教育現場だと確実に1人と1人をくっつけて2人ペアにすると思いません?

でも、そうしない理由があるんですよね。

それは

【近くの2人ペアグループが手伝ってくれるのを待つ】

からなんです。

そして、実際にそうなるんですねー。

嘘だと思うでしょ?

少なくとも、現場を経験している人間から言わせて頂くと、非常に譜に腑に落ちるんです。

これはなかなか飛躍的な話になってしまうけど、畑の世話をしていなれば、雑草は十中八九生えます。

その雑草も資源になります。グリーンマルチにもなるし、家畜を飼っていれば餌にもなるし、コンポストに利用することも可能です。

つまり、全てのものに無駄は無いということがわかります。普段であれば邪険されている雑草ですら、見方を帰れば友好的な活用が出来ますよね。

全てのものは循環していて、無駄がないということがわかると、もしかしたら人生においてなにかしらのヒントになる可能性もあります。

「うまくいかないことがあっても大丈夫だ」

という風にリアルな世界に落としこむことも出来ます。

良い悪いでは無く、少なくともその可能性があることは間違いないです。

つまるところ、農業は食料生産の場だけではなくて、環境であったり、食であったり、人と他の生物との関係性、人と人との関係性など多様性に富んだ有機的な繋がりが学べるのが1番の醍醐味だということを学べるのです。

4.自分自身を振り返って

自分もアメリカで1年間農家で働いて正に同じことを感じています。

直近でいうと、新卒で入った会社と色々とありましたけども

良くも悪くも

【大丈夫!】

って思えてます。
※なにがあったか詳しくはホソゴエまで


最後ちょっと適当になったけど、なにが言いたいかっていうと

・やっぱり行動は大事
・まじでみんな農業やろ

以上。